50代看護師として再就職を考えたとき、
まず頭に浮かんだのは「本当に気にいる職場が見つかるのかな?」という不安でした。
年齢のこと、体力のこと、夜勤のこと、お金のこと。
求人を見れば見るほど、条件に迷いが生まれていきます。
そんな中で私が利用してみたのが、看護師専門の転職エージェントでした。
若い頃に派遣のバイトレベルでは使ったことがありましたが、転職で利用は今回が初めてです。
実際に使ってみて感じたことは、良い面もあれば、正直「これは想像と違った」と思うことも。
この記事では、50代看護師の私が転職エージェントを使って再就職活動をしたリアルな体験と、
感じたことを正直に書いていきます。
転職エージェントに登録してみた
病院に在職中から、「他に条件の良い働き先はないかな」「病院以外にはどんな求人があるんだろう」
そんな気持ちで、看護師の転職サイトにはすでに登録していました。
登録後は、定期的に求人情報のメールが届いていて、なんとなく目を通す程度ではありましたが、
転職という選択肢は頭の片隅にあり続けていました。
そして、本格的に再就職を考えるようになり、改めて転職したい旨を転職サイトのホームページから
申し込みました。
すると、申し込み後すぐに連絡があり、担当の転職エージェントになる方から
「お電話可能な日程を教えてください」との案内が届きました。
指定した日に電話で連絡をいただき、これまでの看護師としての経験や実績、
今後希望する働き方や条件について、一通りのヒアリングがありました。
具体的には、
・働きたい職場の形態
・給与の希望
・通勤できるエリア
など、かなり細かく確認された印象です。
転職エージェントとのやり取りで見えた「50代の現実」
私が希望していたのは、在宅診療と訪問看護に絞って転職活動を進めることでした。
申し込み後のやり取りは、主にLINEが中心。
必要に応じて電話で話をする、という形でした。
希望条件に近い求人情報が、随時送られてきます。
届いた求人の中から気になる職場をいくつかピックアップし、
エージェントの方に実際の募集状況や条件を確認してもらいました。
やり取りを重ねる中で、
・給与の希望
・通勤エリア
この2つを軸に、少しずつ条件のすり合わせをしていきました。
年齢で断られた訪問診療
オンコールが気になっていた私は、訪問診療を第一希望にしていました。
訪問診療では、近隣に気になる職場が2か所あり、エージェントを通して申し入れをしてもらいました。
しかし確認していただいたところ、
「長期的なキャリア形成の観点から、新規採用は20〜45歳までを目安にしている」
との返答でした。
もう1か所についても、年齢条件は「40歳まで」とのことで、
こちらもお断りをいただく結果に・・・
在宅診療であれば、これまでの経験を評価してもらえるのではないか——
そんな期待も正直ありました。
けれど、ここで年齢の壁を現実として突きつけられた気がしました。
ほかの訪問診療を探す選択肢もありましたが、
私はこの時点で、訪問看護に絞って転職活動を進めることにしました。
訪問看護に絞って見えてきた可能性
訪問診療で年齢の壁を感じたあと、転職活動は訪問看護に絞ることにしました。
まずは、通勤のしやすさと給与面を中心に、
いくつか気になる訪問看護ステーションをピックアップしました。
話を聞いていく中で分かったのは、
「給与が高め」と感じたステーションの多くが、
訪問件数を多く回るインセンティブ制で年収を上げているということ。
また、50代という年齢から「体力面は大丈夫ですか?」
と率直に聞かれるステーションもあり、訪問看護でも体力が求められる現実を感じました。
そんな中でもありがたいことに、複数の訪問看護ステーションから
「年齢やこれまでの経験を踏まえたうえで、ぜひ面接したい」
というオファーが来ていると、エージェントから連絡をいただきました。
年齢で断られる現実を経験した直後だっただけに、
「必要としてくれる場所もあるんだ」と感じられたことは、
転職活動を続ける大きな励みになりました。
面接を決めた3つの訪問看護ステーション
転職エージェントから「面接のオファーが来ている」と紹介された中で、
特に気になったのが、次の3つの訪問看護ステーションでした。
エージェントからも、それぞれのステーションの特徴や違いについて、
比較しやすいように説明をしていただきました。
① 訪問診療(医療法人)が母体の訪問看護ステーション
・自転車・徒歩圏内で通える立地
・訪問診療との連携が取りやすい体制
・年間休日130日
・待遇面は、クリニックと同様に比較的高給与の設定
通勤の負担が少なく、
医師や他職種との連携がスムーズに取れそうな点が魅力に感じました。
② 新規立ち上げの訪問看護ステーション
・自転車または電車通勤(15分〜30分圏内)
・これから一緒に作っていくフラットな職場環境
・新しいことにチャレンジしたい人を募集
・年間休日122日
・企業が運営する訪問看護部門の新規立ち上げ
立ち上げ期ならではの大変さはありそうですが、
その分、裁量を持って関われる点は魅力的だと感じました。
③ 病院が母体の訪問看護ステーション
・電車と徒歩で通勤時間は約40分
・母体が病院のため、福利厚生はしっかりしている
・年間休日120日以上
・病院や訪問診療への異動の可能性あり
・給与水準は病院勤務に準じた設定
安定した基盤があり、
「病院から完全に離れることに不安がある人」には安心感のある環境だと感じました。
他の2つに比べると通勤時間が気になりました。
それぞれに特徴があり、
「どんな働き方をしたいのか」「今の自分に合う環境はどこなのか」
を、改めて考えるきっかけになりました。
次回は、実際の面接で感じたことや、最終的にどのステーションを選んだのかについて書いていきたいと思います。



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